【ちまのひとり言】東野圭吾「容疑者Xの献身」

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雑記
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ご挨拶

こんにちは、こんばんは、ちまです。
外に出るのが楽しみになるような暖かい気温になってきましたね。
今日お話しするのは、東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」です。

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あらすじ

天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。
彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。

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ひとり言

東野圭吾さんの「容疑者Xの献身を」を読みました。
読み終わった後、「容疑者Xの献身」?とふと思いました。
確かに容疑者Xである石神は、命がけで隣人の花岡靖子とその娘の美里を守ろうとしました。
石神の取った行動は、母娘を何としてでも自分が守ってやりたいという強い思いから生まれたものでしょう。けれどもそれだけでは無く、それと共に石神自身が生きていくために必要な希望のために取った行動であったのではないかと思ったのです。
そこで試しに2度目は、タイトルを「容疑者Xの希望」として読んでみました。
すると何故か最初に読んだ時に感じた石神のイメージとはまた違った石神のイメージが浮かんで来たのです。それはクリーンともダーティーとも言えない何か判然としないイメージなのです。
けれども私にとってその時に浮かんできた石神のイメージは、この小説の中の石神の人物像とは異なって一致しませんでした。何か違和感を感じるのです。
読後のこうした違和感のため、この小説のタイトルとして「容疑者Xの希望」は何か違うと思いました。
色々な要因があったとしても、石神の取った行動の根底をなしているものは、間違いなく靖子への密かで純粋な無償の愛なのです。
本小説は、石神が密かに思いを寄せる靖子への一途な思いからくる純粋な無償の愛・大学の同期で、お互いに一目置く存在である湯川と石神との友情・天才数学者である石神が完全犯罪を企てるべく巧妙なトリックを駆使するミステリー等、数多くの要素を含んだ小説です。しかもその要素の一つ一つが秀逸な小説です。
そして私にとっては,タイトルが小説の内容に与える影響や重要性を強く感じた作品でした。
東野圭吾さんは、小説の中の石神の人物像を読者に焼き付け、作品の方向性を表現するうえで、深い意味があってタイトルを「容疑者Xの献身」とつけたのだと思いました。

献身とは「他人やある物事のために、わが身を犠牲にして尽くすこと」

今日が幸せな一日でありますように。

【ちまのひとり言】東野圭吾「容疑者Xの献身」

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