【感想】TBSドラマ「Nのために」【あらすじ付き】

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雑記
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ご挨拶

こんにちは、こんばんは、ちまです。
新しい挑戦第一弾です。
今日お話しするのは、湊かなえさん原作の、TBSドラマ【Nのために】です。

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あらすじ

高層マンションに住むセレブ夫妻、野口貴弘(徳井義実)・奈央子夫妻(小西真奈美)が殺害された。その現場に居合わせたのは“ある計画”を立てた大学生の希美(榮倉奈々)、成瀬(窪田正孝)、安藤(賀来賢人)、西崎(小出恵介)。その場で西崎が逮捕され、自供から有罪が確定し、懲役10年が言い渡された。
それから10年後、この事件の判決に疑いを抱く元警察官・高野(三浦友和)は、事件の真相を追い始める。この事件は15年前の夏、瀬戸内海に浮かぶ島で、希美と成瀬が起こした“ある事件”からすべてが始まっていると高野は確信していた。
「彼らはあの時、罪を犯した。それぞれのNのために」

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ひとり言

湊かなえさん原作の、TBSドラマ【Nのために】を観ました。

血を流し倒れている男女・立ち尽くす人々、殺人現場からドラマは始まります。

このドラマの主要登場人物には、全て「N」のイニシャルが付いています。

杉下希美は高校二年生の時、父親から、母と弟と共に家を追い出されてしまいます。理由は父親のとても身勝手なものでした。お嬢様育ちの母は、追い出された現実を受け入れられず浪費がやめられません。それが原因で明日の食べ物さえ買えない状態になってしまい、希美は断腸の思いで父と父が連れてきた愛人のいる家に度々訪れては、頭を下げて食べ物やお金の工面をしてもらいます。実の父親が子供にここまでさせるのか、と悲しみを通り越して腹ただしい思いでこのシーンを見ていました。そんな辛く苦しい生活の中で、希美が弱音を吐ける唯一の相手が成瀬慎司でした。

私は希美と成瀬の2人が一緒にいる時の、静かに時が流れる雰囲気がとても好きです。特に

家が燃えて呆然とする成瀬にそっと寄り添い手をつなぐシーンは、とても印象深く残っています。

主人公の杉下希美を榮倉奈々、幼馴染の成瀬慎司を窪田正孝、希美が大学時代に暮らすアパートの住人でストーリに大きく絡んでくる安藤望と西崎真人を賀来賢人と小出恵介、事件に大きく絡んでくる夫婦、野口貴弘と野口奈央子を徳井義実と小西真奈美が演じています。

榮倉さんと窪田さんのお二人は島育ちの訛りやイントネーションを違和感なく演じていて、暗いストーリーの中、純朴な感じにとても癒されました。

また、成瀬が希美に「ただ、一緒におらん?」と静かに、でもはっきりと思いを伝えるシーンでは心を奪われてしまいました(笑)

ドラマの終盤、希美は病気が見つかります。自分は死ぬのかと思うと怖くて仕方がない希美ですが、誰にも相談する事ができません。

一人で抱え込まず頼るようにとの助言を受けるものの、それでも誰にも頼ろうとしない希美が唯一弱音を吐いたのは母親でした。

高校時代さんざん苦しめられてきた母親でした。けれども、母親の一生懸命働く姿や自分を追いかけてきて謝ってくれた姿を見て、これまでの母親の振る舞いを払拭することができ、母親との葛藤から解放されてやっと許すことができたのだと思いました。そしてそれと同時に、希美も救われたのだと思いました。泣きながら母親に弱音を吐く姿に私も涙が出てきました。

ドラマ版の「Nのために」を見て、小説では登場しなかった島の警官『高野茂』と『妻の夏恵』が登場したのには驚きました。ドラマ版では“N”達の次に重要な二人となっていて、高野茂が事件を追うことで小説では描かれなかったその後を知ることができ、小説を読み終えた後、何かモヤモヤしていた部分がすっきりしました。

「Nのために」は静かなシーンが多いのですが、その際の役者の皆さんの演技が素晴らしく引き込まれてしまい「Nのために」を見始めると私はいつも画面にくぎ付けになってしまいました。

ドラマでは場面が切り替わる際、シャッター音とともに写真が数枚映されます。事件の証拠品であったり関係のある人物であったり様々な写真です。その場面転換がドラマにすごく合っていて、目が離せませんでした。また、美しい海や空の映像やBGM、家入レオさんの主題歌が流れてくるタイミングなどが絶妙で、小説とはまた違った味わいを感じました。

みんな誰かを愛し大切だから、守りたいから嘘をつく。

全てが明らかになり、大切な人「Nのために」噓をつく全員のそれぞれのNへの想いを知った時、とても切なく悲しくなりました。皆それぞれ相手の事を想い背負った秘密だったのです。

希美が最後に助けを求めたのは、成瀬でした。高校時代に希美が成瀬に「た・す・け・て」とシャープペンシルを4回ノックしたシーンが蘇りました。

小説版とドラマ版ではラストも違っているので、この動画を見てまだ小説しか読んだことが無い方はドラマ版もぜひ一度観てみて下さい。小説とは、また違った余韻が残るかもしれません。

今日が幸せな一日でありますように。

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