ご挨拶
こんにちは、こんばんは、ちまです。
もうすぐお盆になりますね。小さい頃は毎年父の実家に行きお墓参りをしました。
大きなお寺の大きな杉の木などが並ぶ神秘的な場所にお墓があった事を覚えています。
ふと思い出し懐かしい気持ちになりました。
今日お話しするのは、オトメニアチャンネルオリジナルのお話 「港の錆色の猫」です。
港の錆色の猫#1
ある地方の長閑な田舎町。
近所の人や、週末ともなると遠方から訪れる釣り人達で賑わう港町がありました。
いろいろな種類の魚が釣れるので、釣り人達に人気のスポットです。
サビ猫の太郎は、その港に来る釣り人達の癒しになり可愛がられていました。
サビ猫は、100%近くがメス猫でオス猫は非常に珍しいのです。そして、オス猫は漁師にとって、三毛猫同様、遭難しない・大漁に恵まれるという言い伝えがあり、海の守り神としてとても重宝されている猫です。
太郎は、釣りが始まると何処からともなく現れて、その港の常連で顔馴染みになった釣り人の源太からいつもおすそ分けの魚を貰っています。
そして、魚を貰うと軽く咥え、お辞儀をして足早に去って行きます。
誰もその行き先を知りません。