【オリジナル作品】ちま「港の錆色の猫#2」【オトメニア】

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オリジナルのお話
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ご挨拶

こんにちは、こんばんは、ちまです。
あっという間に夏休みも残りわずかになりましたね。
学生の皆さんは宿題は終わったでしょうか?私が学生の頃は夏休み最終日近くに何とか終わらせていたのを思い出します(笑)
毎年毎年早めにやるぞと心に決めていても気づくと始業式間近になっていました。。。遠い昔の懐かしい思い出です。
今日お話しするのは、オトメニアチャンネルオリジナルのお話  「港の錆色の猫」です。

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港の錆色の猫#2

太郎は釣り人達のいない浜辺に行くと「もう捕まるなよ」と言いながら、そおっと魚を逃がしてやります。
魚は太郎にお辞儀をしながら、嬉しそうに海に帰って行きます。見送った太郎も、ホッとして帰って行きます。
太郎は赤ちゃんの時、母親の隙を狙った鷹に連れ去られましたが、太郎が暴れたため、鷹はうっかり太郎を砂浜に落としてしまいました。
その浜辺に貝掘りに来たおじいさんの亮平は、瀕死の太郎を見つけ家に連れ帰り、傷の手当てをし必死に看病しました。そのおかげで太郎は一命を取り留めることが出来ました。
それから、おじいさんと太郎は一緒に暮らし始めます。おじいさんは若い頃妻を病気で亡くし子供もいないため、ずっと一人で暮らしていました。
おじいさんと太郎は一緒に貝掘りに行ったり、山へ山菜取りに行ったり、寝る時も一緒です。太郎は片時もおじいさんのそばを離れようとしません。「おじいさんに何かあった時は、今度は僕がおじいさんを助けるんだ」と言わんばかりです。